昨日はTM NETWORKの新譜「QUIT30」の発売日でした。当然昨日手に入れて聴きました。
「SPEEDWAY」から7年ぶりのオリジナルアルバムなのので、久しぶりの心踊る時間となりました。
オリジナルアルバムとしては通算12枚目(Twinkle Nightは除く)、30年の割にオリジナルアルバムが少ないのはベスト盤が多いせいなのかもしれません。

Eijirou Matsuuraさん(@eiji_low)が投稿した写真 –

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前回の反省を活かした結果が出たのか、実を結んだようです。
4月に情報収集力の無さに深く落ち込みました。事前の情報収集を手広くしようと決め、ちょいとググったワードで引っ掛かった検索結果から辿りまして、すでに始まっている先行予約に慌てて申し込んだのが1週間前。その抽選結果が今日届きました。見事に当選だ。
tosen
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さて、先日のLOUDから続いて今日はDRESS2について。
この2つは少し前は売り切れていて、Amazonでも入荷待ちの状態でした。意外とTMってまだ人気があるんだねえ、もう聴いているヒトは少ないのかと思っていました。
DRESS2

その前にDRESS2の前作にあたるDRESSについて少し。
DRESS

DRESSは1989年の5月にリプロダクトアルバムという名称で発売されました。今で言うRemixアルバムみたいなもんです。

海外の有名プロデューサーにマスターテープを渡し、好きなように作って欲しいというコンセプトで製作。いわゆる外注リミックスを日本で初めて取り入れた作品といえよう。この手法をリミックスと呼ばず、「リプロダクション」と呼んだ。当時としては斬新な手法だったため、注目を集めた。雑誌広告のキャッチコピーは「Re-Production それは素敵なマジックです」。収録全曲の解説付きだった。

アルバム「CAROL」を冠したツアーが長期に渡り、その間レコーディングが行えずリリースアイテムが発売されない事が危惧された。上記のコンセプトであればTMのメンバーが動くことなくアルバムを発売する事が出来るアイディアだった。

引用元: DRESS (TM NETWORKのアルバム) – Wikipedia

全曲海外のプロデューサーがトラックを作っているため、小室哲哉は制作にノータッチ。当然これまでの曲とは雰囲気が全く違っていて、初めて聴いた時は大人っぽいなぁと感じたものでした(わたしが初めて聴いたTMのアルバムがこれでした)
ボーカルは原曲そのままで、トラックだけ自由にというのは今のRemixの概念と同じですね。

そのDRESSの続編にあたるのが今回のDRESS2。
大きく違うのは、外注はなくすべて小室哲哉による制作である点。だから「セルフ・リプロダクトアルバム」なんでしょうね。またボーカルトラックはほぼ録り直ししているようです。なので前作とはコンセプトが大きく違っているのが特徴でしょう。

収録されている曲は、I amを除いてすべてTMNと改名する前のTM NETWORKからのみで、TMN以降の曲はまったくありません。全体的な音の雰囲気は殆どが4つ打ちである点から判断するに、小室哲哉が現在心酔しているEDMスタイルが全面に出ています。

ズバリ言うと予想をしていた通りの残念な内容でした。
買ってしばらく経ちますが、もうあまり聴いていません。

新しいアルバムではあるけど新作ではなく、お茶を濁したようなツナギで出したような内容にガッカリしました。前作DRESSもツナギだったけれど、上でも書いたように他のことが忙しくて新作を作れないからという苦肉の策から生まれた結果であって、そもそものコンセプトが違う。

小室哲哉氏は「いまはEDMだ」と一人で大騒ぎしているように見えるのですが、TM NETWORKの作品として聴くとそれらの音は全く馴染んでいないように思います。DRESS2は公にEDMだと言っていないようですが、近年の小室哲哉氏のリリースからみてもソレを意識して作っているのは間違いないでしょう。
(そもそも私自身がEDMというジャンルをよく理解していないのもあるんですが、Electro HouseやProgressive House,Dub Stepなどを総称しているジャンルと思っています。Electronic Dance Musicってことだから間違ってはいない、ですよね?)

でも求めてるのはそういう音じゃないんだよ。
もっと芯があって「なんだこれ!?でもカッコいい」というサプライズを聴きたいんです。昔のスタイルをなぞって欲しい訳じゃなくて、当時の音から感じ取れたドキドキが欲しいんですよ。
そういうのを期待していたんだけど、その期待は大きく外されました。

「薄っぺらくて無駄に音が多い」アルバムを通して聴いて感じたのがこれでした。
曲中の出てくる音が全然スッキリしていないません。昔からやたらと音を詰め込んでいる印象はありました。でもこのアルバムから出てくる音は、主張の強い音がやたらと多いこと。その上ポルタメントが効いた音が多すぎる。本当に多い。
ポルタメントが多いと全体の締りがなくなるため、芯が弱く感じる曲が多くあります。

またドラムの音も相変わらず薄っぺらい。
長くダンスミュージックを作ってきた人とは思えない。

キックも音に締まりがなく、スネアはペタペタした音ばかり。8小節や16小節ごとに入るフィルもワンパターンが多くてダレます。
唯一のスローバラードで、アコースティックドラムを意識した「永遠のパスポート 2014」でさえ、ドラムがペナペナで曲全体の雰囲気がスカスカに聞こえてしまいます。ミックスが違えば印象も変わるのでしょうが、それが出来ないのであればこれだけでもドラマーに叩いてもらったらいいのにと思いました。

しかしその反面、宇都宮隆氏のボーカルの声は当時とほとんど遜色が感じられず、とても活き活きしています。去年と一昨年のライブ・ビデオを観る限りでは、年齢によるものなのか声が全然出ていなかったので期待をしていなかったのですが、こちらは予想以上にかっこ良かった。
またコーラスワークもとても素晴らしく、Come on Let’s Dance,Be Together,Just One Victoryなどのハーモニーは原曲以上だと思います。面白かったのはSelf Controlの「Self Control」という部分。たぶんボーカロイドでやってるんじゃないかと思います。

散々ダメダメと書いてきましたが、その中でも一つ頭出てるのが「RAINBOW RAINBOW 2014」
音のキレがそこそこ良く、疾走感を一番感じられました。イントロの一部分にオリジナルのイントロに似せた部分が憎い。Aメロのコーラスとの掛け合いの声も切れが良くて、どっしり感があります。
この曲だけリピートで聴いています。

あとの9曲は申し訳ないけれど繰り返し聴くほどの魅力がありません。
特に酷いのは「Get Wild 2014」

もうGet Wildに頼るのはやめようよ。こちらもRAINBOW〜と同様にオリジナルに似せたイントロなどが有るんですけど、こちらは逆効果です。単なる原曲のコピーでしかない。TMがそれをやっちゃダメでしょ。
またライブでも多用されたダブステップぽいシンセフレーズの音が出てきますが、先ほどのオリジナルのコピー部分と雰囲気が全然合ってない。この曲は聴いてて涙が出てきそうになります。

2012年に新曲「I am」が出た時は、この雰囲気で新しいアルバムが聴けるのかと胸を躍らせましたが、まさか過去の曲の焼き直しになるとは夢にも思いませんでした。
もしかすると、小室哲哉氏はTMで新曲を積極的に作る気が無いんじゃないかと思うくらいでもあります。またはもう新しい曲を作る事ができないのかもしれません。

あくまでわたしの勝手な予想ですが、近年の動向をみるとそんな気がしてなりません。

TMのデビュー曲(デビューシングル)が「1974」というタイトルの曲なんですけど、なんともなしに聴いていたらちょびっと気がついたことがありまして。知ってる人は知ってることなんだと思いますが、長年聴き続けていて最近気がついたのでした。
1974

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気になったり気にならなかったりの浮き沈みがあるけれど、相変わらず聴いてて追っかけてます。ちゃんと聴き始めたのが中学生の頃で、気になり始めたのはGet Wildが流行った小学生の頃だったと思います。
そんな私ももう30代後半。彼らは還暦が近い年齢なんですね。
そんなTMが今年はライブツアーをするようです。
TM NETWORK
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新曲を出したり武道館でLiveやったりと本格的に復活かと思わされるTM NETWORK。
その流れに便乗してなのか、SONYからふたつのベストアルバムがまた出ました。

TMのベストアルバムって何故か乱発されてて今回のベストアルバムを除くと14タイトルも出ているようです。
その中でもシングル盤にスポットを当てたベストアルバムが3タイトル出てるにもかかわらず、さらにシングルに特化したベストを出すなんてどうかしてる。
と思ったんですが、今回のシングル集は過去のように一枚1曲ではなく、カップリング曲にもスポットを当てた割と手の込んだもののようでして、こりゃ少し気合を入れたものなんだなぁと見直しました。
で、さらにBACK TRACKSといういわゆる「歌なし」のベストまで出ると知りまして、思わず買ってしまいました。
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