少し前にmixiをちょっとだけ休んでた時期がありました。
10月の終わりに父が呼吸不全で運ばれて、医師からは「今日か明日」と言われるほど切羽詰まった状況を迎えていた為です。
その原因はALSという難病に冒されているため。本人も精神的に参っており半ば諦めの言葉を吐くまでになっていました。
しかし医師や私たちの予想に反してみるみる回復し普段の明るさを取り戻すまでになり、現在は呼吸も落ち着いたので療養型の病院へ転院しております。
そんな回復している様子をみると元に戻るんじゃないかと勘違いさせてくれるのですが、ALSは回復の見込みが全く無く時間とともに進行していく病気だという事実が有ります。
「今はよく見えても体の方は悪くなっている」
と嫌になる程聞かされました。
先週だったかALS患者の番組を放送してました。ホーキング博士の事を紹介していた番組です。みた人いますか?
博士とともに日本で患ってらっしゃる方が一緒に出てました。その人は発症から3年で寝たきりになり呼吸は人工呼吸器でしか出来ない状態にまで進行していました。のどに穴を開けて直接呼吸器を差し込むので声を出せません。
意思の疎通が出来なくなるのでALSを患った人の7割が人工呼吸器の装着を拒否していると言われてました。
父はその7割を選択してます。理由が同じだった事にとても驚いた。
その選択が正しいのか間違ってるのかさっぱりわかりません。正答はないと思いますが、自分の選択を貫く事が正解なのかなとおぼろげに思ってます。
今日転院した病院へ行ってきました。高台の上にある病院なので眺めがとても良い所です。
地震が来たらあっという間におしまいですが(笑)
しばらくして試しに呼吸マスクを付けてみるそうです。マスクさえ頑に拒否していたのですが、「今度つけてみるんとー」とのんきな声で言ってました。
心境に変化があったんだなと心の中で思いました。
父はホーキング博士と同い年。