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だいぶ遅くなりましたが3日目のレポートです。
そういえば先日の「世界ふしぎ発見」で波照間がちらと出たみたいですね。見た方いらっしゃいますか?
ビデオに録っておくべきだったんですがすっかり忘れてました。
それでは3日目の模様をどうぞ。長いよ(笑)

□3日目
今日は朝から天気がよい。これは昨日の分を取り戻す為にも回り尽くさねば。
ということで9時になるかならないか位に宿を飛び出しました。昨日が半時計回りだったので今日は順周り。
サトウキビ畑も太陽のもとだとキラキラ光って見えます。なんの飾りもない風景も綺麗に見えます。
前を走る2台の自転車がゆっくり景色を楽しみながら走ってるんだけど、やはり遅い。狭い道だけど何とか追い抜いてずずずいと進む。
大きなアンテナが有ったので目をやるとドコモの看板を発見。ドコモのアンテナだったのね。僕のボーダフォンも大体使えてますし南の果てでも電波はバッチリの模様(というか日記を更新してるからわかるよね)

自分は島の外周を回っているつもりだったんですが、実はその内側を走っていたらしくあるはずのない灯台に到達してしまいました。本当は2周目に来るつもりだったんだけど(笑)

【最南端の灯台】

外周を回って空港を過ぎて最南端の予定が、内側を通ってしまった為か気がつけば最南端の高那崎に来ておりました。
時間が早かった為か昨日と比べて人が少ない、というか全然居ない。昨日撮り忘れてた各県から集めた石の碑を撮ってると
『写真撮りましょうか?』
と声を掛けられた。
みれば自転車で来たようではなく、歩いてここまで来たよう。こんな暑い中ようやるな。汗ダラダラじゃし、肌が真っ赤じゃん。
お言葉に甘えて最南端の碑で写真を撮ってもらった、、、 はずなんですがうまく保存が出来てなくて残ってません。。。
残念。
高那崎の荒れ狂う波と青を撮って空港へ引き返しました。

空港までは島内環状線を走って行くんですが、車がほとんど通らないので車道を堂々と走れます。というか歩道は草等が生い茂ってるので通れない。

脇道にはヤギやら牛やらが色んな所にいるので驚きます。道路に堂々と用を足した後もありますw

【このあと子牛に睨まれ続けた】

途中、先ほど追い抜いた2台とすれ違いざまに挨拶。どこの誰かしら無いけどこういうのも何か良いです。
空港に付くと丁度飛行機が着いた時らしく、滑走路に小さな飛行機というかセスナがちょこんと待機してました。
尾翼のシーサーがなんか可愛いです。

【波照間空港】

【9人乗りのセスナ】

空港を後にしてまた高那崎方面へ。最南端を過ぎ今度はペムチ浜へ。
昨日来た時には確信が無く入り口付近で戻りましたが、今日は浜へ下りる事に。
ところが浜へ下りるのにはやや急な傾斜を通らなければならず、下りるのにひと苦労。やっと下りた先には綺麗な浜が!
と行きたい所でしたが、目につくのはゴミの山。誰も来ないからなのか、ゴミが散乱してました。残念。
そのゴミの山を過ぎ、岩の上をサンダルで通り抜けた先には綺麗な浜が広がってました。簡単に来れないからなのか全然人が居ません。

浜部周辺は緩やかな波ですが、流れは変化が激しく泳ぐのには向いていないです。
磯には小魚やカニが沢山おり和ませてもらいました。
岩山をまたのぼりペムチ浜をあとに。

再び自転車を時計回りに走らせて、今度は最南端の展望台と言う所へ。
地図にはやはり大まかな道路しか書いていないため、ここがどこなのかいまいち分かりにくいんですが何とか発見。草むらの先にあったのでほんと分かりにくかった。
岩で積み上げた展望台から眺める南方は何とも言えず。ここも見つけにくいのか人が全然居なかった。

【展望台とそこからの眺望】

またまた自転車を走らせ今度は「浜シタン群」という所を目指す。
しかし相変わらずの地図の為どこから入るのか全然分からない。とりあえず注意深く見ながら走ってると前方に何処かの民宿のバスが路地に入って行くのを発見。
取りあえず付いて行けば何かあるだろうと後ろを走ってると、どうも見慣れた風景。ずんずん進んで行くとなんとニシ浜に戻ってました。
しかし太陽に照らされたニシ浜と海辺の色はえも言われぬ美しさ。真っ白な砂が光って見えるくらい。
浜へ下りて行くと昨日宿で一緒だった方が居た。
『ますます黒くなってますね(笑)』
と笑われた。
(浜の模様はここに沢山あります。全部載せるとエラい事になるので…)

浜へ向かい、お土産の『写真』を撮るためいろいろと撮りまくった。人が余り居ないというぺー浜も見ておきたかったので兎に角進む。
ぺー浜へはニシ浜からずんずん歩いったんですが、行けども行けども着かない。結構な距離がありました。
ニシ浜とぺー浜の境目にあたる「浜崎」へ10分くらいかかったか。見渡すぺー浜にはやはり人が殆ど居ない。遠いもんな。
この浜は砂の目が多少荒く裸足だとちょっと痛いかも。ここも遠浅になってて、その先にちょっとした岩場があるんですがさすがに歩いて行ける程浅くは無く断念。
ふたたびニシ浜へ戻ったはいいが流石に疲れた。

時計をみると12時前、ご飯を食べに1日目の夜に三線を聞かせてもらったお姉さんが居る「青空食堂」へ。

【青空食堂】

席に着くと疲れたのか「ふう」と一息。
ご飯はなんでも良かったのでおすすめのゴーヤ冷麺に。あまり冷やし麺を食べないんですがかなり旨かった。何事も経験とばかりにこれに島唐辛子を投入。確かに辛いけど良い風味出ました。

【冷やし麺】

ちなみにここで出してくれるお茶は沖縄でよくみかける「さんぴん茶(ジャスミン茶)」でした。
甘味どころも食べたかったのでRINNもおすすめのブルーシールのアイス(黒糖)を頂きました。これもうまー。
『午後から天気がくずれるかもね』と言われたが、そんな風ではないと思う程の天気。
体力を回復させて午後の探索に出かけました。

まずは宿近くにあるという『コート盛』へ。よくみると先ほど行った展望台と形が一緒。碑文の説明を読むと、もともとの展望台がこれで海岸沿いにあったのは新しく作られたもの。
地図を見ながら『コート盛』のすぐ近くにあるという『シン石』というのを探してみたんだけど、それらしいものが無い。しばらくうろうろしてみたけどどうにもみつからないので諦めて次のポイントへ。(このあと発見しました)

【コート盛】

次は『イノーサヒ』という琉球王朝時代の年貢の集積場へ向かう。地図で見るとコート盛からまっすぐ行けるみたい。下り坂を自転車で滑走すると、みえたのはなんと港。
間違えたかと思い、また地図で確認してみるもののそれらしいところが分からず。昼を過ぎて日の照りが激しくなって来て、疲れが出始めたので港を後にしまた坂道を上る。
次はどうしようと思い、『ぶりぶち公園』なるところを探してみようと1周道路をまたひた走りました。

途中でまた坂道を下りるルートになってるんだけど、下りる道が沢山あってどれを下りて良いのやら…
地図には『案内板』の目印があると書いてあるのでそれを目指して走ってみるものの、その案内板もどういうものなんか…
「ここか」と思い下りたところは全然違ってて落胆。炎天下のもとで坂道を登るのって結構しんどいんよね。
とはいえ戻らないといかんので立ち漕ぎで一気に上り詰めてやった。『ぶりぶち公園』にたどり着いたら一旦宿へ戻ろうと思い、ふたたびぶりぶち公園を目指しました
一周道路を時計回りに走ってるとようやく見つけた看板『史跡 下田原城跡』。おおよそ公園があると思えない程の狭い道がありまして、半信半疑で下りてみました。
注意深くあたりを見回しつつ下りてると、看板発見。
『史跡 下田原城跡』

え? 茂みじゃん。
そーっと茂みの奥を見てみると、波照間島コミュ内でみかけた写真どおりの風景が。茂みの奥には石で出来たベンチが数機置かれてました。
ショートパンツにサンダルという山に入るには向いてない格好だったんですが、ハブの心配は無いということで意を決し入る事に。
入ってみると陽の光が殆ど差し込まない森林。石のベンチには落ち葉やら何やらが沢山あったので座らないでおいた。
入って正面に『ぶりぶち公園』と刻まれた石碑があり、一安心。でも公園とはちょっと思えない程の茂み(笑)

城跡っぽいところに登りたかったがツタが絡まりまくってたので諦めた。涼しいのでゆっくりしたかったけど、知らない土地の山の中なので危険もあるだろうしってことですぐに出ました。
あちい。。。

とりあえず目的はある程度済ませたので一旦宿へ。
これからどうしようかと考え、お土産を買わないといかんのでその時間ともう一度海で泳ぎたいというのもあり、海→お土産とすることにした。
20〜30分ばかり休憩してふたたびニシ浜へ。
昨日と同じ場所に荷物を置くと、昨日いたカップル2組がまた居た。昨日はこのカップルに写真を頼まれたので撮ってあげた。こいつら好きだなぁと思いつつ、自分も人の事が言えない。
海へ入ってみたものの昨日と比べて明らかに波が高い。潜ってて流されているのがわかるくらい水流も激しい。昨日みたく潜って海中を散策ってのがちょっとできそうにない。
ふと西の空を見上げてみると雲がびっしり。んー、やっぱ天気が悪くなるのかなー。
30分ほど海で揺られてましたが流石に流されたらことなので早々に引き上げました。

再び宿に戻り、まずはシャワーを浴びる事に。身体を洗いたいのだけれども日焼けでヒリヒリしててタオルでこする事が出来ない(笑)
手にボディソープを付けてタダ泡立てるだけに。また一休みして今度はお土産を買いに。
17時を回っていたので日も大分落ちてて昼間のような暑さはあまり無し。お土産と言ってもこの島の名産と言えば『泡波』。でもどこの売店にも置いてなく買えないのでこれは諦めた。
雑貨を沢山売ってる『モンパの木』という店で買う事にしました。
実は昨日も寄ってるんだけど、早めに買って荷物を増やしても仕方ないので今日買う事にしておりました。
店に入ると昨日居たおじさんはおらず、というか店に誰もいない(笑)
しばらく店内をうろうろしてると他のお客さんもわらわらと。ほどなくして店の人、昨日とは違っておばさんでした。あれこれ選んで30分くらい費やしただろうか、ようやく清算。
『あれー、あんたえらい汗かいとるね』
ん、明らかに沖縄なまりじゃない。しばらく会話して「こちらの方じゃないですよね?」と聴くと『わかる?』
はい、どうきいても大阪弁です。
きけば結婚して波照間に来たらしいんですが、すでに何十年も立っているにも拘らず大阪弁は全然抜けないのだとか。
9月に入って観光客がどっと増えて驚いているんだって。僕もその一人か(笑)
店の写真を撮ろうと思ったら僕も一緒に撮ってくれると言うので撮って頂きました。唯一僕が写ってる写真。

【何を笑ってんだか】

夕方の波照間を堪能しつつ、寄り道をして宿へ。

宿へ戻ると少し賑やかになってた。宿泊客が昨日より明らかに増えている。
夕食の時間でそれがわかった。
北海道から来てた夫婦
大阪から来てた仲良し4人組
小浜島から来てた女の子二人
僕を含めて9人。
これまでは宿の方と一緒に食卓を囲んでたんだけど、この日は僕らで一杯。昨日に引き続き北海道の方が居たのには驚いた。
今日も『泡波』が出て来たけど、昨日一昨日と散々飲んでるので遠慮。したけど、北海道の旦那さんと小浜の女の子しか飲まないので仕方なく飲む事に。「仕方なく」とか言ってたら怒られるね。
大阪の子たちは皆元気でよう喋る(笑) やっぱり阪神ファンらしく、なかでも金本が一番と言う子が居た。なにやら肩身の狭い思いをしたけどそれは言わないでおいた(笑)
今晩も観測所に連れてってくれるというので、リベンジと言う事もありもう一度行くことに。

観測所に着くや否や、『ぬかるんでるから気をつけて下さい』という声が聞こえた時には遅く、僕の両足は泥まみれ…
べちょべちょ、にゅるにゅる。
一気にテンションが落ちるけどこれもまたネタだと思い笑って済ます。ちなみに奥さんもハマったらしい。
中に入ると『今日は月が明るいから見えにくいですよ』とな…
よくみると月が出てるし、雲も結構ある。
とりあえず望遠鏡のところまで行ってみる。どうやら波が高く塩の影響もあるので月が出てる南側に望遠鏡を向けれないとか。そのかわり西の空に出てる木星はなんとか見えるというので木星を見させてもらった。
綺麗なストライプ模様はガスらしく地球で言う雲。木星の自転が早いのであまり模様の変化は無いんだって。
さすがに木星だけみても飽きるし、空は曇ってるしで下に下りて休憩。
竹富町(波照間島は竹富町内)の歴史が書いてある本があったので、北海道の夫婦と一緒にひたすら読みながら時間をつぶす。
先日のこともあり、僕らの宿が一番遅く迎えが来るであろうからのんびりしてると『○○の車来ましたよー』の声。
はや!
2,3番目に来てたよ(笑)

宿に戻りとりあえず泥を落とし部屋に戻る。
テーブルには那覇DJが居り、せっかくなので一緒にお酒を飲んだ。テクノ話したかったし。
とにかく色々と話をした。彼は某DJと同じでFreestyleでしかレコを買ってないみたい。それが何か妙な縁を感じて面白かった。
彼と僕の方向は違ってるけど、とにかくダンスミュージックは面白いんだと言うことを広めたい思いは一緒。
ドラッグなんて要らんし、酒と音楽があればそれで良いんだと。
音楽は踊るツールでもあるし我を忘れられる時間でもあるんだと。
広島と那覇、場所は違えど思いはそんなに変わんないんだなと改めて実感しました。
実現するかどうかわからないけど、いつか波照間で、日本の最南端でレイブやりたいね、と誓ってこの夜は終わりました。


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