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通夜も終わりまして、家に戻ってきました。
まだ実感が湧きません。
顔を見ましたが本当に寝てるようで、前に見舞いに行った時のようにふっと目を開きそうでした。
祭壇の遺影を見ながら昔のことを思い出し涙が出ました。
通夜のあと、親族で食事を採りました。長机に料理やお酒が並び、まるで正月に親戚一同が祖父の家に集まった時のような雰囲気。
なんとなく懐かしかった。

慌てん坊の母、それを後ろから助ける伯母、落ち着いて周りに気を配る喪主の叔父、いつも僕に話しかけてくれるもう一人の叔父。
酔うと説教じみてくるおじさん、酔うと饒舌になる父。
その真ん中に祖父が居ました。
当時の楽しい正月が蘇ったようでした。
そんなことを弟に送ってもらう道すがら話してました。

明日は10時から葬儀。
最後のお別れです。
おじいちゃんいままでありがとうね。


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