うへ、新しいMPCだ!
ハードウェアからソフトウェアへ環境が一変してる今ですが、MPCに端を発した4X4の16パッド構成は普遍的なものになりつつあるのか、AKAIを含むいろんなメーカーがパッドコントローラーやそれを主軸としたシーケンサーなんかが沢山でてます。
筆頭はNative InstrumentsのMASCHINEですかね?
わたしもMPC2000XLを使ってる(と言いがたい現状ですけどw)ので、MASCHINEが出たときは気になったものです。
しかしMPCの操作を体が半分覚えてしまってるので、見た目同じで中身がぜんぜん違う環境へ飛び込むことはできませんでした。

そこにこれですよ、MPC Renaissance

なんとAKAIがパッドが付いているコントローラーでソフトウェアをコントロールするサンプラーを発表してきました。その名も「MPC Renaissance」。

引用元: AKAIからPCベースのビートマシン、MPC Renaissanceが発表されました|松本のメモ帳(仮).

MPCのCがControllerに置き換わったみたいですね。
PVを見てるだけでワクワクしてしまいますわい。

ソフトウェア一辺倒になりつつある現状ですが、ハードウェアの限界と、そこにある想像力の可能性に魅力を改めて感じているところであります。
これは明らかにPC在りきのコントローラでしょうが、MPCの名から来る期待感に胸躍らされております。

MIDIファイルのやり取りをし易くする為に「SMF(スタンダード・ミディ・ファイル)」なるものが有ります。
その存在自体、前々から知っておりました。というより、私がMIDIを扱い始めた17年ほど前からずっと存在していたものです。
複数のシーケンサーなどを使ってる場合に有用なフォーマットなんですが、私はこれまで全く使ったことが有りませんでした。だって必要に迫られたことが無かったんだもん。
このほど昔作った曲を再構築しながら昇華させている作業をしている訳ですが、新たに打ち込み直すよりもやっぱりオリジナルで作ったシーケンスを乗せていった方が数倍作業の効率が上がるのです。
その昔作った曲はMPCになるので直接ファイルのやり取りができません。ただMPCとMacを結ぶ唯一の線がZipドライブ、これを使わない手は無い。
ということで早速MPCのシーケンスデータをSMFで書き出し、Zipへ保存し、Macで読み込み、そしてLogicで読み込む… 
ことに、難なく成功しました。こりゃいい、すげー楽だ。
更にMIDIで繋いでもともとのシンセで鳴らしてみたら、もうそのまんま。当たり前なんだけど。
こんなに楽ならもっと早くにやっておけば良かった。
それならば「MPCでサンプリングした音も一緒に使えたらもっと楽なんでは?」と更に欲が出てしまい、何か方法は無いかと色々と調べてみたらこんなのを発見。

RS-16X Version 1.5.4
Sequence & Song style stand-alone drum machine program with virtual controller pads & keyboard. Creates drum tracks without any external devices.
http://homepage.mac.com/seishu/ssworks/rs16x/rs16x.html

RS-16X_Screen_Shoot
英語ですがMPCのプログラムやシーケンスを管理したり、.sndファイルなどをaiffなどと相互コンバート出来たりと使い勝手が良さげなアプリです。一応シェアウェアなのでレジストレーションに34.95US$掛かりますが、30日は試用ができます。
早速使ってみているのですが、いまいち使い勝手が分からない。PGMを読み込むとSNDファイルも読み込んでくれてるけど音が鳴らないのだ。デモファイルはちゃんと鳴ってるのでおそらく何か操作をしないといけないのだろうけども、イマイチよく分からない。
まだ30日たっぷりあるのでじっくり研究してみようと思います。使えるようなら正式版を買うつもりです。
やっぱりハードで作る方が制約はあるものの使い易いです。古い人間だなぁ。