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昨日の朝のことです。 
通勤にバスを利用しているので、いつもの時間にいつものバス停でいつもの面々とバスを待ってました。 
いつもの面々は大体3〜4人くらい居てそこに私が加わるというもの。 



いつものように待っていると見なれない男性が歩いてやってきました。20〜30代くらいの私より年下にも年上にも見える、失礼を承知で言うなら老け面の若者といった感じの方。 
てくてくとやって来て我々の列を通り越して行ったので、バスには乗らないのだなと思い様子を伺ってると、バス停の前に立って眺めてました。 

「時間を確認してるんだな」 

とその時は思ってもうしばらく見てると、列の先頭にあるベンチに腰掛けました。 
このバス停は西広島駅と八丁堀との2路線が通っているので、私たちが並んでいる西広島駅行きのバスに乗らないんだと、その場に居た誰しもが思いました(多分) 
しばらくして何人か私の後ろに並びバスがやって来たので、我々は乗り込む準備に取りかかったその瞬間、彼ものっそとベンチから立ち上がりました。 

「並ぶのがめんどくさいのか」 

私もバスがすぐに来るような時間で、結構並んでたりしたらベンチに座って最後尾から乗ることもあります。彼もそうするんだな〜 
…と思うや否や、最後尾を待つどころか思いっきり割り込もうとしてます。 
どうやら私の前でバスに乗りたい様子。私もまさか割り込みはしないだろうと思っていたのと、「割り込ません!」と思ったのとで、やや早足でバスのステップに足を乗せました。割り込み阻止成功(笑) 
でも振り返ると私のすぐ後ろで割り込みをかましてます。 

確かに私の後ろに並んでいた方は彼よりも後に来てたと思います。 
でもこの時期、いくら朝とは言え日が昇ると気温は一気にあがり、その時間も確実に25〜27度はあったでしょう。 
並んでいる列は日が差してて暑い、かたやベンチは日陰にあり涼しい。 
列に並んでいる方の中には私の倍以上の年齢の方もいます。 
なんだか恥ずかしいやらムカつくやら情けないやらで… 
暑いものの良い天気だったので、気持ち良く家を出たのに残念な気分になりました。 

彼は割り込んだ後は涼しい顔をして座ってました。 
席に座りたかったのだろうか?その時間だと確実に席に座れるのになぁ。 
多分いつも乗る時間じゃないから知らなかったんだろうね。 
それにしても割り込みは許されん! 
降りる時は我先にと狭い車内をかき分けてらっしゃいました。 

ふと、Mrビーンの物語のひとつを思い出した。 
セールに並ぶのがめんどくさくて、あらかじめ風船を入れた寝袋を置いてあたかも誰か寝てるかのように装い、開店直前にやってきて風船を割るという(笑)


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