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先日キャタピラーを観に行きました。今年はなにかと映画をよく観に行きます。
とくに事前情報無しでいく事が多いです。今回も数日前に知り勢いで観に行きました。
このキャタピラーも、寺島しのぶがベルリン国際映画祭で「最優秀女優賞」をとったという情報すら知りませんでしたから。
一般公開は14日からみたいですが、広島は先行して6日から長崎も9日から。
私は日曜日にシネツインで観てきました。
サロンシネマは行った事ありますが、シネツインは今回初めて。

内容はご存知の方もたくさんいらっしゃると思います。
戦地で四肢と聴覚を失って帰還した旦那との日々を描いた映画。
内容は当時ならではの人間の心理的なエグさが出ていてショッキングでした。

涙腺が緩むシーンがいくつかありましたが、私が一番涙したのはエンドロール。
最後の主題歌に元ちとせの「死んだ女の子」という曲が歌詞付きで流れました。
この曲の歌詞を読むだけで泣いてしまいました、こっそり。

この曲そのものは昔からあるみたいでそれすら知りませんでした。
上記のYouTubeでわかるように元ちとせが歌ったのも5年くらい前に坂本龍一と一緒に原爆ドームで歌ったものなので
かなり前の曲のようです。
当時は期間限定で配信されたり(Sony系なので言わずもがな…)
彼女のリリースしたアルバムの初回盤のみにボーナストラックとして収録されたのみのようでした。

この曲は2005年8月の初回配信と今回の再配信の他、CDでは2006年5月10日に発売された元ちとせのアルバム 『ハナダイロ』のDVD付初回生産限定盤にのみボーナス・トラックとして収録されています。

引用元: 8月,広島を想う。元ちとせ「死んだ女の子」 – [J-POP]All About

元ちとせの歌は、それまで全く持ってちゃんと聴いた事がありませんでした。
あるとすれば「ワダツミの木」くらいで。

でもこの映画が切っ掛けで彼女の歌声や表現に引き込まれました。
奄美独特の表現力もあるでしょうが、声や緩急が胸ぐらを掴む勢いがあります。
(私の良い曲や歌の判断基準が「胸ぐら掴む」ですので、あしからず)

原曲もすばらしいです。
http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/01/post_abef.html
元ちとせの声と坂本龍一のアレンジメントで更にすばらしい曲へと昇華してると思います。
それが私の涙を誘った訳ですから。

上記のCDは現在入手困難ですが、先日リリースされた彼女のカバーアルバム「Orient」の初回盤に
改めてボーナストラックとして収録されております。
わたしは次の日に急いで買いにいきました。

まだ映画の余韻があるからなのか、イントロを聴くだけで全身に鳥肌が立つくらいです。
原爆、戦争、戦後、いろいろと思い巡らすと涙がこぼれてしまいます。

広島は9月を過ぎたころまでシネツインで公開されてますので、
一度観てみてはいかがでしょうか。

Orient(初回生産限定盤)
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