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先日買ったUNICORNのシャンブルに付いてたおまけDVDを観てみました。
「バンドやろうぜ」とアルバム作成の裏側をドキュメント風に作られた内容になってました。こういう「裏側」を見るのが好きで、とくに曲作りものだと普段聴いている音楽が立体的に見えたり聴こえたりするのでより深く楽しめることが多いです。
全曲の作成風景というものでは無かったですが、その時々でコメントが挟まれていて何となく全体像が見えてくるような感じでした。
「パフュームみたいにしよう」とか「衣装を着てレコーディング」とか、純粋に音を追求する姿ではなく、音楽を楽しみながら作っている姿ばかりが目立ち、ともすれば「お前らふざけるな」と言われかねないようなレコーディング風景だったのですが、私は逆に羨ましく感じました。
「なんて楽しく音楽作ってるんだ!」と


あまり自慢げに言うことじゃないんですが、私の大学の卒論のテーマが「音楽教育」でした。
もう10年前のことなのではっきりと内容を覚えていませんが(論文そのものが手元に無いw)教えられる音楽より学ぶ音楽のほうが確実に楽しめる、という論筋でした。
学ぶというと堅苦しいので「自分で音楽する」と思ってもらって間違いがないです。
当時はバンドをしておったのですが、バンドをしてる人たちのほとんどが自分で覚えて自分で学んでいます。それは自分が「楽しみたいから」だけなんだよね。
あと「女にもてたい」ってのもありますが。
周りがそういう人たちばかりだったので「音楽が嫌い」という人たちが理解出来ず、なんでなんだろうと思い始めたのが切っ掛けで論文のテーマにしました。
このDVDの中でドラムの川西さんだったか「僕らまじめに音楽作ってないんですよ」なんて言ってたコメントがとても印象深かった。
それはふざけてるのではなくて、自分たちが楽しいと思った通りのことを当たり前のようにやってるだけ、なんだと。
バグパイプを吹くのにわざわざ衣装まで用意してその姿で演奏する、とか。普通じゃあり得ん。スカートなんか絶対不要だし。
自分に置き換えてみると、楽しいと思って作るよりも「ああしないと」「こうしないと」というどうでもいい事ばかりが頭を過っているような気がしたのです。
とりあえず「やってみりゃいい」という作り始めた頃の気持ちがすっかり抜け落ちていたんだなぁと。
音楽に限らず今は色んな事をやっておきたい、そんな思いがふつふつと湧いて来ていたところにこんなコメントを聴いて頭にガツンと来たのでした。
とりあえず、「オッサンマーチ」と「キミトデカケタ」「ザギンデビュー」が耳と頭の中をぐるぐるしています。
いつでもハッピー♪

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ユニコーン
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おすすめ度の平均: 4.5

2 とりあえず復活
4 ユニコーンらしさ?
3 ユニコーンとはあまり思えない。
5 やっぱりユニコーン
5 買って損はなし


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