先日Final Fantasy XのHDリマスターを買いました。PS2のときにもプレイしたですが、あれこれと賛否両論あったけれど何だかんだ言って面白かったです。
FFXはゲームの内容はともかく、わたしはサウンドトラックが印象深くて好きでした。PS2で最初のFFだったので期待も大きかったものです。実際にプレイしてみるとゲーム内で鳴る音楽はPSとは違う音の深みや広がりがあり、ゲームと同様に音楽にも引き込まれていました。いまでも好きな曲があるくらいですから。
そんな訳でリマスターも気になって買ってしまいました。
事前に得た情報からは、音楽もリマスターやアレンジが加わっていると知ってたので多少の期待はずれは有るだろうと少し覚悟をしていました。が、実際にプレイしてみると多少どころでは無かったのです。
アレンジ曲の多くはオリジナルの構成を壊さないように再アレンジされてると思うんですが、インパクトの強い音色(おんしょく)が違っている部分が多く、ゲームの印象や雰囲気がガラッと変わっていました。
幾つかあるなかで特に好きな曲の一つにBesaid Islandという曲があります。ゲームの序盤で聴ける曲です。
この曲が流れるビサイド島のんびりとした雰囲気の中にとてもマッチしていて、音の構成がシンプルで耳に残るいい曲だと思ってます。当時はこの曲が聴きたいために、わざわざビサイドまで戻って居たくらいですからw
で、下がリマスター版のアレンジ曲。
曲のアレンジはオリジナルにとても近いです。ただ、近いだけで雰囲気まで同じとは感じられませんでした。
全体的に音色がリッチで、オリジナルと比べてやや賑やかな気がします。同じような曲であって同じではない。オリジナルの空気までが同じでは無いのが残念でした。
他の曲も同様にアレンジはオリジナルに忠実なのですが、音色を変えてることで雰囲気がまるっきり違う曲がいくつかありました。
リマスターで絵や音がリファインされるのは大歓迎ではあるのですが、音の雰囲気が少し違うだけで印象がガラッと変わってしまうと違和感に繋がってしまい、ゲームそのものの印象まで変わってしまいがちです。
このリマスター版とは逆に、昨年発売されたiOS版のFF5は原曲そのままのサウンドトラックが使われていました。
こちらは絵やインターフェイスに多少違和感を覚えたのですが、ゲームそのものの雰囲気を大きく崩すものでは無かったです。ゲームボーイ版で発売されたときは音色(おんしょく)がガラッと変わっていて、雰囲気がまるで違ったのをよく覚えています。
買ってから長い時間が掛かりましたが、無事にエンディングを迎える事が出来ました。最後の最後までオリジナルの音楽で楽しめましたし。
FFXの内容はすっかり忘れている部分が多く楽しみながら進めていけそうです。ATB(アクティブタイムバトル)じゃないところも好きなのです。落ち着いて進められますからねw
しかし、いかんせん音楽の違いにまだ違和感を覚えています。こればっかりは慣れるしか無いんでしょうねぇ。
X以外にも、途中で投げ出したX-2もありーの他にもいろいろと追加要素があるみたいなので、これ一本でじっくり遊べそうです。
個人的にFF12もリマスターで出してもらえないかなぁと思っとります。こっちは音楽の印象があまり無いので変わってて気づかないでしょうw
売り上げランキング: 35
スクウェア・エニックス (2004-05-19)
売り上げランキング: 1,571
Pingback: 反射神経が落ちてると気がついた時