実は毎年NAMMショーにあまり関心がないんですが、今年のショーでKORGがまた面白いものを発表してくれてました。
あのMS-20を組み立てキットとして発売するそうですよ。どひゃー!
MS-20 Kit MONOPHONIC SYNTHESIZER | DJ & Production Tools | KORG
シンセが好きな方なら言わずもがななMS-20ですよね。
VCO、VCF、VCA、EG各2の構造。2系統オシレータを生かしてリング・モジュレーターやサンプル&ホールドなど充実した音作りが行えた。VCOのスケールは32’、16’、8’、4’、の4段切換で、波形は4種類。コントロール入力はOCT/VOLTとFREQ/VOLTを装備。また、周波数変調(FM)に外部からの変調も可能。フィルターはLPFの他にHPFを装備。レゾナンスを最大にするとフィルター自身が発振を起こし、フィルター自身もオシレーターとなる。外部入力端子に入力されたギターや声などの音声信号をESP(External Signal Processor)で分析してCV(Control Voltage)やトリガーに変換してギター・シンセサイザー、ボーカル・シンセサイザーとして使用できるなど、外部のあらゆる音声信号の加工が可能。独特のサウンドを生み出すフィルター部は現在も評価が高い。
引用元: KORG MUSEUM|KORG INC..
パッチングでさまざまな音が容易に作成できる名機と言われています。
去年、このMS-20を中身そのままでスケールダウンだけしたMS-20 miniが出て話題になったですが、それ以前にも様々な形でリリースされているので、いまでも色が褪せないシンセな気がします。
miniが出た時は買おうかどうか迷ったのですが、いかんせんmini鍵盤であることに躊躇しました。出音は同じなんだろうけども、鍵盤はフルサイズがいいなぁと思っていました。なもんで未だに買っていないのですけど、ここへ来てフルサイズになって組み立てキットとして何度目かの再登場ですよ!ようやく真打ち登場です。
下の引用にもありますがプラモデル感覚と書かれてるように、半田ごてなどを使わなくても簡単に組み立てられるようです。上に載せてる写真のとおり、組み立てパーツも少ないようですので簡単にシンセが作れるようですよ。
最高のサウンドを自らの手で作り出す、それこそがアナログ・シンセサイザーの醍醐味。ならばその究極の形とは、シンセサイザーそのものを自分で作り出すことでしょう。
MS-20 Kitは、プラモデル感覚でパーツを組み立てることで、本物のフルサイズMS-20を手に入れられるキットです。もちろん昨年発売のMS-20 miniと同様、オリジナルMS-20の開発エンジニアが責任監修を務め、当時のサウンドを完全再現しています。さらにMS-20 Kitは、人気の高い前期型/後期型フィルターの両方を搭載し、切り替えて使用することも可能。
MS-20が誕生した1978年から36年を経て、MS-20は究極の原点へ向かいます。引用元: MS-20 Kit MONOPHONIC SYNTHESIZER | DJ & Production Tools | KORG.
KORGは自らの昔の資産にしっかりと価値を見出して、それを実効性のある活用の仕方を上手くやってるなぁといつも感心します。先日書いたLegacy COLLECTION(WAVESTATION)にしてもそうですが、ビンテージと言われるものでも出し惜しみを全くしていない。
そこにニーズがあると判断したら商品化に持っていく姿勢は感服するとともに、ありがたいことだなぁと感謝しています。あと上手く乗せられています。
決して昔のままではなくて、ちゃんと現在の環境に合うように再構築されており、ノスタルジーだけに終わっていないのも素晴らしいなぁと思います。
このMS-20 kit、私にとって残念なのが数量限定なところ。
先日iMacを買ったばかりなので大きな買い物が出来ないですw
2月上旬に発売で、予想価格は10万円前後とか。
うーん、厳しい… MS-10で我慢しとくか。
先日、オリジナルのMS-20を使ったライブを体験しました。
ツマミをいじりながら鍵盤を弾く姿に本当に痺れました(笑)
その方はオリジナルを6台所有されていて、今回リリースされたキットも1台買うそうです。
パーツ確保ができると喜んでいました。
なるほど、メンテナンス用にという活用方法も有りですね。
MS-10を持っていますが、MS-20のほうがパッチングの幅が広くて良さそうです。
おそらく買えないと思いますが…
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