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遅くなりましたがレポートでございます。
4日も行ってたので詳細まで書いてるととても長くなってしまったので、コンパクトに書き直してたらこんなに遅くなってしまいました。それでも長いけど(笑)
ではどうぞ〜

□1日目
朝6時前に家を出発し、波照間の宿へ着いたのが16時半。約10時間半の移動を経てやって参りました。
約20年振りの飛行機、初めての飛行機乗り継ぎ、初めての沖縄、初めての一人旅(長期)と何もかもが初体験づくしで、着いた時にはややぐったりしてました。
波照間港に到着したら宿の車が迎えに来てると聞いていたのであたりを見渡すと、ネットやmixiで何度も出て来た他の色んな宿の車も迎えに来てたのでちょっと興奮。
「お、あれが星空荘か」「みのる荘だ」なんて心で叫んでました。
僕がお世話になる民宿はやや新しめの宿なので目立たないかと思ったけど、すぐに発見。
嬉しくてやや半笑いでその車に近づいて行くと車の前には真っ黒に焼けたお姉ちゃんが一人。

「こんにちは〜。お世話になります」
と声をかけると、やや困った顔をして

『あ、私この宿の人間じゃないんです』
とな(笑) 僕も困った。
そうしてると『あ、来ましたよ〜』と港の方を向いて誰かに叫んでるので振り向いてみると、えらく軽装なお兄ちゃんが一人。

「こんにちは、お世話になります」と声をかけると

『僕、宿の人間じゃないんですよ』
と、また(笑)
じゃ宿の人は一体どこにおるのだろうか?

『とりあえず車に乗ってたら良いんじゃないすか』というので車に乗って待ちました。
するとまた別のおじさん(宿の旦那さん)が来て、
『ああ、こんにちは』とやや素っ気ない挨拶。

軽装のお兄ちゃんとそのおじさんの3人で宿へ移動となりました。
移動の車中で
『僕、この宿の親戚なんですよ』
『おじいちゃんがここの出身で、法事があってその付き添いで来たんです』
『僕は那覇の人間なんです』気さくに話しかけてくれた。

宿に着くと迎えてくれたのが宿の奥さん。電話で対応してくれた人だと声ですぐ分かった。
ひとまず自分の部屋へ案内してくれて、宿の注意事項や宿帳への記帳などをして部屋で一休み。
ふぅっと一息ついてるとドアをノックする音が

『これから海へ行きませんか?』
さっきのお兄ちゃんの声だ。疲れていたけど、せっかくのお誘いだし行くことにした。
「今日は疲れてるので僕は泳がないですよ」と断って宿に着いて10分もしないうちに出発。

このお兄ちゃん、とにかく色んな事を教えてくれる。
バナナの木を見つけて、
『これは島バナナって言って、那覇だと一房2500円くらいするんですよ。バナナの木は一度実をつけると後は枯れるだけなのでその都度苗木を植えないといけないんです』
浄水場の横では、
『島の水は海に繋がってる地下水をくみ上げて淡水化して生活水にしてるんです』
大きな風車では
『島の電力は全て島内で作って賄っているんです。竹富島は賄えないから石垣から買ってるんです』
一つ一つが新鮮で、島に来たのだなと実感出来た。

自転車を5分程こいで海へ到着。前々から気になっていたあの『ニシ浜』だ。この日はあいにくの曇り空だったのですが、その透明度はこれまで見た海とは全然比較にならない。
『晴れたら透明度は全然違いますよ』
と言うが、これでも十分じゃないかとそのときは思った。

【1日目のニシ浜】

彼が海で泳いでる傍らで、僕は海岸をうろうろ。ニシ浜に本当に来たよ、としみじみ実感しつつ白い砂や海に見とれてました。
1時間弱くらい居て宿に戻る事に。

宿に戻ってしばらくは休憩。
18時半から夕食。大きなテーブルに色んな料理がズラリ。
この日は覚えてる限りでは
「鰹の刺身」「アーサー汁」「にんじんの何か」「小鉢」
などだったと思います。かなりの量でしたが何とか完食。
そして幻の泡盛と言われる「泡波」が登場! おー!他の方達と興奮してしまった。
出して頂いたのは600ml瓶。この日は僕を含めて6人+2人(親戚)だったので丁度良い量だった。
しかし泡盛を飲みながらご飯はちょっとしんどかったw
ご飯を食べ終えたころに宿の旦那さんが
『星の観測所へ行く方います?』
と聞いて来たので迷わず挙手。行くのは男3人(笑)

8時くらいに到着し
『9時10分頃に迎えに来ますから』と言い残して宿の旦那さんは戻って行った。
早速観測所に入っていくと受付でいきなり
『今日は雲が多くて見えないかもしれませんよ』と釘を刺される。。。
とりあえず来たんだし、帰るに帰れないので300円を払い入る事に。
ちなみに島内は集落を除いて街灯はほとんどありません。夜に歩いて帰るのは非常に危険なのでここに居るしか無いのです。
望遠鏡のある屋上まで上がり空を眺めてると、かろうじて月が顔を出した。ここぞとばかりに望遠鏡を月に合わせてくれた。
月のクレーターをしっかり見る事が出来たんだけど、結局はそれだけに終わってしまった。一瞬木星が出て来たけどあっという間に雲に隠れてしまった。あと稲妻も見れた(笑)

【この日見れた月】

【望遠鏡】

9時を待たずに色んな宿が迎えに来る中、僕らの宿は予告通り9時10分にならないと来なくて一番最後の客となってしまった。

宿に戻ってみると何やらにぎやか。
三線や笛の音が鳴り響き、島の民謡が歌われていた。
宿の奥さんと、島内の食堂で働いているお姉さん、もう一人の島内で働いているお姉さんの3人が色んな曲を披露していた。
宿の奥さんと食堂のお姉さんは同級生らしく、お二人とも本土から来ていたと知る。民謡だけでなくBEGINやBOOMのあの曲もやってくれた。

その模様を先ほど食事をしたテーブルで聞いてると、横に座っていた那覇から来た親戚のお兄ちゃんとその隣に居たお兄ちゃんの会話から何やら興味深いキーワードが出てくる。
『CDJがあって』とか『映像と音が…』とか『良いんだって』など、もしやと思い
「DJされてるんですか?」
と恐る恐る聞いてみたら
『やってるよ』
ん、共通の話題がある!
「僕もDJしてますよ」
と返すと、そのお兄ちゃんの目が変わった。
『テクノが一番いいね』
(おお、おお、この島に来て「テクノ」って言葉が聞けるとは!!)
この辺の話はまた別の機会で詳しく。

ある程度の演奏が終わった後は、波照間について色々と興味深い話が聞けました。
昨今の離島ブームで観光客が一気に増えて来た現状がある中で、このブームが去った後にこの島の今後はどうなるんだ、と皆さん真剣に考えていらっしゃった。
確かに僕が想像していた波照間島はそこそこの観光客くらいしか居ないと思っていたんですが、島内ですれ違う人のほとんどが観光客。しかも僕と同世代かそれよりも若い人が圧倒的に多い。
また島内の色んな所にある
『水着で島内を歩かないで下さい。ここは生活の場です』
という張り紙が本当に目立つ。
食堂のお姉さんも、水着で入って来る人が居たり、食事をしている人の横で平気でタバコの煙をくぐらせる人が目立つ、と。注意を促すけど聞かない人はやはり居て、今後が不安とも言っていた。

島内は集落と1周道路の主要箇所くらいしか道路の舗装がされておらず、まだまだ未舗装の道路が多い。外の人間から見ると、昔ながらの趣が有ってそれが良いと感じるだろうけど、島に住んでいる人はやはり便利な方が良くて舗装をどんどん進めて欲しいというギャップもある。
そんな話を夜中の2時までずっと話してましたが、興味は尽きずまた聞きたいなというのが本音です。

そんなこんなで1日目の夜は更けて行きました。
続きは書き上げた時にまた(笑)


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One Thought on “波照間1日目

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