今日は父の納骨でした。
父方の墓は広島の北部の町にあるので、朝早くから母と妹の三人で行ってきました。
私の母は、お彼岸やお盆と殆ど欠かさずお参りに行っています。もちろん父が病に伏した時も。当然自分の父親(私の祖父)のお参りも欠かさずです。
私の父方の祖父は私が生まれる前に既に亡くなっているので、当然会ったことは無いです。母が会ったことが有るのかどうかはよくわかりません。
父は4人兄弟の次男。
日本の一般的な風習から言えば、親元のお墓に入れるのは長男ということらしい(この辺の真の部分は良く知りません)
ただうちは浄土真宗ということもあり、その辺りの面倒なところは噛み砕いて言うと「どーでもいい」そう。
なので父は当然父の両親が眠る墓へ入ることも出来るのです。お寺さんにも確認済み。
納骨の日程は約2ヶ月前に決定済み。
当然父の兄弟にもその日取りは伝えていますが、こちらの都合で平日の今日とさせてもらっていました。
納骨の段取りの確認をしているとき、母がふと
「そういえばお兄さんに墓へ入ることの許可を貰っていなかった。
一応断りを入れておいた方がいいよね」
と呟いた。
こちらも四十九日のことやら何やらでバタバタしていたので、そんなことは頭の片隅にも無かったです。
念のため、ということで母の方から電話を入れたそうだ。その回答がこれ。
「いまは墓を作る気はないんよね?」
だそう。
この一言を聞いて母は「次男だから入ることは許さない」と感じたそうだ。
その兄である私の叔父は関東に住んでいます。当然彼岸のお参りはほとんど来ない。
いざこざを避けたい母は、その日に近所の霊園へ問い合わせたそうだ。
普段のお墓の管理はお寺さんに任せていますが、こちらがお墓参りに行ったときは可能な限りのメンテナンスを親子3人でしています。
一方年に一度帰れば良い方の叔父は、広島には来ても県北にまでは行かない。自分の父親が眠っている場所に行かないし、私の実家にある仏壇にすら手をあわせに来ない。
ここから私の考え。
このお墓へ入ることが出来るのは私の父は当然のこと、私の母も入ることが出来ると思っています。
仕来りだかなんだか知らないけど、お墓はおろか仏壇に手を合わせることすらしない者に、中へ眠る人たちと一緒になる資格なんて無い。
年を取ると見たく無いところまで見えてしまうのがとても辛くなってきます。改めて家族の定義、親族の定義がわからなくなって来た。
Definition:Family
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