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先日より入院していた父が、先日1月6日に息を引き取りました。
昨年の10月末に心肺停止状態で運ばれた時に、難病指定のALSと診断され余命がかなり短いとの宣告を受けました。
運ばれた後は拍子抜けするくらい回復し、呼吸はもちろん経口での食事や会話も出来るくらいにまでなったので「このまま治るんじゃないか?」と思うくらいでした。
12月に療養型の病院へ転院しヒマを見つけては顔を見せに行ったりしていたんですが、行くたびに弱くなっていてるのが明らかにわかりました。元旦に顔を見せたのが最後になってしまいましたが、なんとか年を越せたのを母と喜びました。
6日の深夜2時半ごろ入院している病院から容態が急変したとの連絡があったので、急いで駆けつけましたが、既に息を引き取っていました。
亡くなる直前までテレビを観ていたらしく、病院の方が最後に確認した時もイビキをかいて寝ていたようなので、こんなに早く急変するとは思ってもみなかったそうです。静かに最後を迎えたんだと思います。
それからが怒涛のように色んな事があり、曜日感覚があまり有りません。明日はもう金曜かいな。
通夜から葬儀の準備、葬儀から終了まで、終わったあとの挨拶、など目まぐるしく時間が過ぎていきました。
今日は朝から今後の打ち合わせ、午後からは病院へ荷物を引き取りに行ったり役所で手続きしたりと走り回っていました。
家に戻って留守番していた妹から、
「寝ていたら金縛りにあった。父さんが夢に出て来て何かしらんけど怒られたよ。金縛りにあってる間、くすぐられとったような気がする」
と聞きました。たぶん、ヒマなんでしょう(笑)
晩年は思うように体を動かす事が出来なかったので、ようやく動けるようになって嬉しくなって遊びに来たんじゃないかと思います。
去年運ばれた時点で家族全員覚悟は出来ていたので、精神的に深く落ち込む事は無かったです。と言っても寂しいのは当然なのですが、ご心配を掛けるほどではございません。
落ち込む間もなくアレコレと色んなことが待っているし、早めに気持を切り替えて行くつもりでございます。
しばらくは感情の浮き沈みが激しいと思いますが、今後もよろしくお願いします。


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2 Thoughts on “ご報告

  1. 私の両親は幸いまだ健全ですが、祖父のことを思い出しましたので、思わずコメントしてしまいました。
    祖父は、脳溢血で寝たきりになってしまい、弱っていく一方でした。コミュニケーションもうまくとれなくなっていた頃、見舞いに行って帰ろうとした瞬間、不意に腕を掴まれ「お前が、したいことをしたらええ。」と、いきなりハッキリと告げられました。それまで、全く反応が無かったのに。その時、将来のことなどで色々と私自身悩んでいた時期でした。それが、その後の決断につながっていますし、今でも私を支えています。
    祖父は、その後しばらくして亡くなりました。
    きっと、自分の人生が終わる前に、私に何かを伝えてくれようとしたのだと思います。
    色々と思うことはあるかと思いますが、お父様のためにも、力強く生きて行ってください。
    私にも、いつか訪れることだと思うと、コメントせずにいられませんでした。お通夜や葬式や色々な決まり事は、哀しさを忘れさせるためにあるのだと、祖父の死で実感しました。ただ、その時の感情を、慌ただしさにかまけず正直に受け止めたいとも思いました。
    心より、お悔やみ申し上げます。

  2. eiji-low on 2009年1月9日 at 20:26 said:

    zero:masterさん
    コメントありがとうございます。
    父と最後に会ったのが今年の元旦でしたが、その時に声が弱くなっていたので確実に進行しているんだなと感じずには居られませんでした。でもまさか1週間もしないうちに亡くなるとは思ってもみませんでした。
    前日に母が訪問した時に、病室がナースステーション近くに移動していて「病気が悪くなったんかな」と言っていたそうです。もしかしたら直感で本人には分かっていたのかもしれません。
    心残りは沢山有るのですが唯一いまだに判断付かないのが、本人に病気の詳しい内容を伝えていない事。
    治らない病気とは伝えていたんですが、呼吸が出来なくなるとまでは伝えていませんでした。
    呼吸器の装着は拒否していたので伝えても良かったのかなと考えたりしますが、その答はいまだに分かりません。
    音楽好きだった父の血を十分に受け継いでいるので、私も悔いの無いように音楽を楽しんで人生を生きていこうと思います。

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