LINEで送る
Pocket

PCM音源とは異なり、弦、ハンマー、共鳴板、ペダルなど、ピアノの各部位のふるまいをモデリングすることによって音を生成する、至上初のアコースティック・ピアノ・モデリング音源 。たった15MBでリアルなサウンドを生成
以前、曲を作っていてピアノの音に不満を持ってました。
当時使ってたのはローランドのXP-50にプリセットされていた音源のみ。それ以前はヤマハのB500だったので、そのリアルさに驚いていたものです。
しかし変に耳が肥えてしまったために(よく言えば鍛えられた)その音の細さに気が付き、ピアノの音を使わなくなってしまいました。
去年Logicを導入し、内蔵されたピアノ音源に驚いたもの。
そりゃ10年以上のギャップがあるのでサンプリング技術も上がってるもん。
そうなんですが、Logicプリセットのピアノはダイナミクスが非常に小さい。正直使えたもんじゃない音でした。
そんななか去年の今頃こんな音源を紹介してました。
https://eiji-low.com/2416/2008/05/piano.html
記事を書いたっきりまったく気にしてませんでしたが、この音源もXPやLogicと同じ仕組み。
本物のピアノの音をサンプリングしてバリエーションを増やしてるだけ。
それでリアルな音が出せるならそれに越したことは無いんですが、いかんせんサンプリングなもんでメモリやCPUを莫大喰らうのが困り者。
んでつい最近見つけたのがこれ、Pianoteq
こいつはサンプリングによるシミュレーションじゃなく、ピアノそのものをモデリングしたエミュレーションというのがかなり大きな違い。
これまでモデリング音源と言えば、ギターやリード系そしてアナログシンセなどが多かったもんですが、ピアノのモデリング音源というのはあまり聴いたことがありません。
とっても気になったのでさっそくデモ版をDLして聴いてみました。
いやーリアル、ほんとにリアル。
サンプリングピアノの音って、高音域や低音域の音がどうしても細かったりしてたんですが、さすがエミュレーション。コツっというアタック音が再現されてると思います。
あと和音で弾いたときの倍音の響きがとてもいい感じです。本物には負けるけれど、ここまで再現出来ていれば十分だと思います。

ビデオでも伝えていますが、なんといってもファイルサイズが15MB!!!
メモリやCPUの負担も気にしなくていいのが魅力的です。
Pianoteqはピアノの音だけじゃなくて、RhodesやWurlitzerの音もエミューレーションされていて、さりげなくコストパフォーマンスが高すぎる音源じゃないかと思います。
コンピューターってのはほんと凄いもんだ。


関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Post Navigation