昨日の夜は仕事でムシャクシャしてたのですが、録り溜めておいた映画を観てリセットできました。
観たのはクリスマスにWOWOWで放送してた東京ゴッドファーザーズ。平沢進が絡んでいない今敏監督の映画を観るのは初めてです。
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先日、映画監督の今敏監督が亡くなられた。
突然のことで非常に驚いたけど膵臓癌であったと知って更に驚いた。

今敏監督を知る切っ掛けは平沢おじさんの曲が映画に使われてるのを知ってから。
もう7〜8年前になるか、知人から「千年女優」のサントラを聴かせてもらったのが運のつき。
サントラとはいえ平沢おじさんの「賢者のプロペラ」をそのままインストルメンタルに編曲したような不思議な作品だったのを覚えてます。
この音にどんな映像が重なるんだろうと期待に胸が高鳴るとはあの事だった。
それから「妄想代理人」「パプリカ」と作品を追うごとに不思議な世界に押し込まれ、いつのまにか今敏監督作品の虜になっていました。
普段はあまりアニメを観ない私ですが、今敏監督の画や世界は私が持ってたアニメーションの印象とは少しズレていて、それが妙に気持ちがよく魅力的でした。

なものですから今敏監督の作品は平沢氏が音楽を担当したものしか観ていないので俄ファンであります。
しかしあの不思議な感覚を持つ世界を2度と味わえないと思うと非常に残念。
あまりこういう事を言うとありがたみが無くなりますが
「無二の才能を無くした」
に尽きると思います。
偉そうにすみません。

今敏監督の訃報はTwitterで知り、さらに監督が残した遺書がTumblrで流れてました。
遺書はオフィシャルのブログに掲載されていたものだそうですが、アクセスが殺到しているのかまったく繋がらず。
遺書の内容は壮絶で読み終えたときは胸が熱くなりました。

遺書のアーカイブ(Tumblr)
http://commonlevels.tumblr.com/post/1008154910/5-18

告別式のときは平沢の曲が流れ、出棺の時はロタティオンだったそうだ。

本日も告別式ではずっとヒラサワ曲が流れ、出棺は「ロタティオン」だったそうだ。偉大な今さんの人生のフィナーレに私ごときの音楽が役に立てて光栄の極みである。正座。合掌。今さん、恐縮です。

引用元: Twitter / Susumu Hirasawa.

今さん最後まで平沢進なんだと、少し微笑ましかった。

あちらの世界でも独特の世界を創ってあちらの世界の方々を楽しませるんでしょう。
あちらには平沢進が居ないので音だけが別なものになるんでしょうが、それは時間が解決してくれるはず。
あちらで「夢見る機械」を完成させるのかなぁ?
ひとまず病床生活お疲れさまでした。すこしゆっくり休んでください。

そういえば今月から始まるんだよね【妄想代理人】。うちはWOWOWが見られないので蚊帳の外です。

WOWWOWの「妄想代理人」の音楽が平沢進なわけで

で新しいアルバムが出てるんですが、色々理由があってまだ買ってないです。いずれ買うつもりですけどね。

平沢の音楽製作に多大な影響を及ぼしたタイランドのカトゥーイ(ニューハーフ)達。平沢と交流のあった9名ものカトゥーイ達が、わずか数年の間に亡くなりました。このアルバムは、亡くなった9名のための追悼アルバムです。
タイ・カトゥーイの影響を特に強く受けて作られたアルバム「SIM CITY」「SIREN」からの曲を中心に、大幅にリメイク新録音される作品と、書き下ろし2曲を含む10曲入りフルアルバムです。