TMのデビュー曲(デビューシングル)が「1974」というタイトルの曲なんですけど、なんともなしに聴いていたらちょびっと気がついたことがありまして。知ってる人は知ってることなんだと思いますが、長年聴き続けていて最近気がついたのでした。
「1974」はライブバージョンを除いて3つのバージョンがあります。
- 1974(シングル版)
- 1974(アルバム版)
- 1974(Children’s Live Mix)
シングル版はデビューシングルとしてリリースされたバージョン、アルバム版はデビュー・アルバム「Rainbow Rainbow」に収録されたバージョン。
そしてChildren’s Live Mixはシングル「Dragon The Festival」のB面に収録されたバージョンです。
Children〜 のバージョンはライブ用のアレンジをスタジオで収録したもので、シングル版・アルバム版とは趣向が異なったものになります。太いドラムと歪んだシンセリードが特徴的なアレンジです。
今回「気がついた」としてるのは、シングル版とアルバム版について。
シングル版は全体的に尺を短くしてるアレンジで、アルバム版と比べて1分ほど短いです。
曲の構成や音使いはほとんど同じなので、アルバム版のショートバージョンとして長年聴いていました。
しかしこれが大きな間違いだったと気がついたのです。
パッと聞いただけでは(尺が短い以外は)同じ曲なんですけど、実は細かな音使いやアレンジ、ミックスが違っていました。
- イントロから16分で刻んでるシーケンスフレーズのパンニング
- ボーカルのエフェクト処理
- シングル版にはピアノがある
他にもまだ有りそうですが、ザッと気がついたのはこれらの点。
特にボーカルのエフェクト処理の違いが有ることに驚いたです。聴き比べないとわからないんですけど、明らかに違いがありました。
30年前から芸が細かいことをやっていたんだなぁと、改めて面白さを感じました。
実は他にも同じようにシングルとアルバムとで細かな点を変えて居るんじゃないかと、新しい視点で聴くことが出来る楽しみを覚えたのでした。
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