我が家には古めのドラムマシンが4台ほどあります。
すべて中古で手に入れた80sなものですが、いまでも十分音がなっています。
それぞれが個性的でメリハリのある音と内蔵シーケンサーで揺れる独特のグルーヴがあって、いつまでもお気に入りなマシンなのです。
お気に入りとはいえ曲作りをしていなかった訳でありますから、すべて仕舞っておりました。勿体無いことをしていた。
出番のなかったこれらのマシンの音がふと聴きたくなってゴソゴソと取り出しまして、ついでに曲作りで使えないか(MIDIシンク)で取り回すことが出来るのかどうか検証もしてみました。
うちにあるのは以下の4台
KAWAI R-50
Roland TR-505
KORG DDD-1
YAMAHA RX7
あとKORGの初期のELECTRIBEのAとRがあるけど、これはドラムマシンとは別物なので除外。
同じメーカーでも機種が違うだけで音も違ってきますが、見事に全て異メーカーなので本当に音がそれぞれ違う。
検証した順番は上記の並びのとおり。
R-50
おそらく買って最初に触って以来の操作だと思う。まったく使い方がわからずマニュアルと格闘w
パターンの作成は割と簡単、パッドのさわり心地もMPCぽくて叩きやすい。ベロシティ対応だったけか?
適当に組んだパターンをMIDIシンクで鳴らしてみたところ…
音が鳴るどころかフリーズしてしまいましたw
何度か再起動を繰り返してようやく音がなる状態に。
検証はLogic8をマスターにして、MOTU TravelerをMIDIインターフェイス—>Rolan A-880(MIDIパッチベイ)—>各マシン
という環境です。
その後もR-50はフリーズしまくる状態で、まったく使えないと判明w
しかもLogicのスタート情報を読んでいないのか頭から再生出来ず、ズレズレでしか録音出来ませんでした。
なお且つ全然シンク出来てませんでしたw ぜんぜんテンポがあってない!
音はいいのだけどシーケンサが使い物にならないのでした。
たまたま私のマシンが狂ってるだけで他の機種だと大丈夫かもしれませんが、いかんせん検証出来ないので…
TR-505
ローランドのTRが頭に付く機種ですが、れっきとしたPCM音源。音の感じはTR-707に近いか。
この機種はサンプリングしてよく使ってましたが、内蔵シーケンサーを使ってパターンを組んだことはありませんでした。
なので今回初。
R-50と同じパターンを組んでみていざシンクさせてみると、こちらもスタート情報を受け取らないのかパターンの途中から再生されませんでした。
辛うじてシンクはしてるのでそこはR-50と唯一違うところ。
10年くらい前に買ったマシンですが、そのときはRX7とシンク出来ていたように覚えてるので経年劣化か。
音のエディットを出来ると勘違いしてましたがこれでは出来ず。それでも十分にいい音がします。
DDD-1
続いてこちら。
このKORGのマシンは拡張ボードでサンプリング機能が追加されるものですが、わたしが持っているのは付いておりません。
こちらはマニュアルを持っておりませんしKORGのサイトにも置いてないので触って覚えるしかないのです。
が、パネル上にマトリクス状の説明が書いてあるのでなんとなくの感覚で使えています。
音は独特のザラつきがあり、かつ太い音が出るのでお気に入りのマシン。
MIDIシンクは上記の2台と比べてがっちり安定。スタートもきっちり認識してくれるので問題なく使えると確認しました。
しかし内蔵電池が切れているっぽく電源を切るとパターンがクリアされてしまいますw
しかも触ってる途中でパニック状態になり、再起動するとエディットした音もリセットされてしまいました。
古いマシンだから仕方ない。
RX7
最後にこちら。
100音内臓のリッチなマシン。決して車ではないですよ
このマシンは最初に買った中古のドラムマシンでして、買った当時はこれだけで曲を作ってました。
たぶん4台の中で一番新しいマシンなので音がクリアで太い。なおかつ色んな音があるのでバリエーションに困りません。
やはり新しいマシンということでシンクは言わずもがな。触り倒したこともあり、数年ぶりの操作にもかかわらずマニュアルをみなくても使えました。
唯一の難点はリアルタイムレコーディングが出来ないところw ボタンが反応しないのよ…
出音はヤマハらしいスタンダードな音で、悪く言うと特徴が無い。
でもそのぶんどんなジャンルでも馴染みやすい音じゃないかと思います。
という感じで検証をしてみました。
シンクとして使えるのはDDD-1とRX7のみ。残り2台は難有りでした。
で、文字ばかりで音をまったく載せて無いのですけども、この検証をもとにドラムマシン+αで曲を作っているところです。
シンクに難があるR-50とTR-505はMPCにサンプリングしてMPC内のシーケンサーで鳴らすことにしております。どんな感じになるかはまた完成したときにでも。