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最近はあまりおおっぴらに「好きなんですよ」と言わなくなってしまったんだけれど、20年以上小室哲哉のファンだったりします。
たぶん所々で書いてたりしてると思いますけれども。
と思ったらしっかりエントリしてました。
https://eiji-low.com/2416/2008/11/post-378.html
何のタイミングか解らないんですが、少し前にiTunes Storeをみていたらtrfの曲が大量にDLできるようになっていたのを見つけ、懐かしさに駆られて3曲ほど買ってみました。
そんでこの著書もたまたまのタイミングで知り、勢いに任せてAmazonで注文していました。

罪と音楽
罪と音楽

posted with amazlet at 09.10.01
小室 哲哉
幻冬舎
売り上げランキング: 81

今日帰ったらポストにはみ出んばかりに突き刺さった佐川のメール便で届いていたので、一気に読み切りました。
内容に期待せず彼の心境がどんなもんなのか、それを知りたいだけで読み進めましたが、事件から裁判・判決までの内容半分、音楽に関わる事半分だったので読みやすかった。
90年代後半からの狂った部分はあれど、それ以外の部分は本当に音楽と向き合っていたんだなぁと改めて感じた。
自分が一番好きな終了までのTM NETWORKは、お金に絡む部分は少ない故に、聴いていて音に尊敬できる部分が多々有るのだけれど、上述したtrfからの「小室ファミリー」と呼ばれていた頃の音は、どうあっても好きにはなれなかった。それは試しに買った3曲を聴いた今でもあんまり変わんない。どう聴いても作りが粗すぎる、いま同じ音をリリースしてたら「舐めんな」と言われても仕方がないだろうな。94年にヒットしたBoy Meets Girlですら(曲の)粗さが如実に出てる。
自分が好きだったはずの小室哲哉の音に「芯」が感じられなかったのは、やはりお金が絡んだ無安い作りの音だったかったからなんだろうなぁ。
ちなみに買った3曲は、
Boy Meets Girl
survival dance
Brand New Tomorrow
音楽センスがずれていた大学生の頃に聴いた曲ばかりです。
読んでいて意外だったのは、少ないながらも音楽的なセンスやテクニックについての、結構マニアックな部分を語っている部分。熱狂していた中高生の頃は無意識のうちに彼の狙いに嵌っていたんだろうなぁ。あと余り言われる事が無い「音」にこだわる面が垣間見えた。
それならばiTunes限定でリリースしてる音源を圧縮ではないパッケージで出してほしいものなんだけれど。
著書で「50曲のヒット曲を作るのは義務」と言ってます。
その50曲がどんな形で出てくるのかという大きな期待と、自ら形容するJ-popを駄目にした面がまた出てくるのかという不安を持って待ちたいと思います。


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4 Thoughts on “罪と音楽、を読んだ

  1. 博物館員 on 2009年10月2日 at 05:14 said:

    私も小室さん好きですよ。
    罪は罪として、再び歩むチャンスを貰えたのですから…
    しっかりと再生して欲しいなぁ。私だけではなく
    元ファンの偽らない気持ちだと思います。

  2. eiji-low on 2009年10月4日 at 11:30 said:

    正直に本人の談をそのまま受け止めれば、ゼロからやり直して欲しいという思いです。
    まがりなりにもプロフェッショナルな方なので、すばらしい作品を創ってくれるものと信じています。
    焦らずに良いものを作ってくれるだけで良いので、50曲なんてやんなきゃいいのに、とも思ったりします。

  3. つばめ・ミュージアム DJクン on 2009年10月4日 at 19:58 said:

    館長よりは、彼の方が言いたい事があるだろうな…(笑)
    そうですね、落ち着いていい曲をと思います。
    どういう曲でも作りたい…と言っておられたので、
    それだけ気持ちが高ぶっているのでしょうか。
    でも、ゆっくり着実に… ファンの願いですよね。

  4. eiji-low on 2009年10月5日 at 08:32 said:

    そうは言っても、曲なんてあっという間に出来るときと何年かかっても完成しないときが有るので、周りは待っておくだけしか無いんですけれどね。
    厳しい事を言うといい音楽は彼だけじゃないので、他の良い音よりももっと素晴らしい曲じゃないと誰も振り向いてくれないんじゃないかと。

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