やっとこさ出してくれたクラフトワークのデジタルリマスター盤。AUTO BAHNからTour De Franceまでの8作品が全て再リリースになりました!喜ばしい。
これら全てを収めた”Catalogue”というボックスが別にリリースされます。
「ボックスなんて買う必要ないよ」
なんて思っていたけれど、ラインナップを改めて見ると全て欲しくなってしまいますなぁ。
http://kraftwerk.com/
海外版のボックスはすでにリリースされていますが、日本版は12月16日ともう少し先です。日本版の価格はCD8枚買うのと同じ値段ですので、単純に音が聴ければいいという場合は今リリースされてるのを買っても良いんじゃないかと。
私はボックスにするかどうか迷ってましたが、我慢ならず今日1枚買ってきました。
買ってきたのは1986年リリースのELECTRIC CAFE改めTECHNO POP
Mute (2009-08-20)
売り上げランキング: 60324
くしくも、私が最初に買ったクラフトワークと同じタイトルになってしまいました。
ほとんどタイトルはメンバーが現在と違ってたりで表のパッケージデザインが大きく変わってしまっていますが、これとComputer Worldは(アルバムタイトルの違いを除いて)ほぼ同じになっています。
*どうやら中のCDケースのブックレットはオリジナルとほぼ同じデザインのようです
肝心の音の方は、ぱっと聴いた感じ音圧が増したくらいで違いが分かりにくかったですが、オリジナルと聴き比べるにつれて如実に違いが分かってきました。
オリジナルには80年代独特の音の隙間があって、それが何とも言えない物悲しさを醸し出していたように感じました。
が、リマスター盤は音圧が上がった事によってなのか、その隙間を埋めるようにバランスよく音がミックスされていて、一つ一つの音がとても立っています。
とくに全体的にキックがとてもよく鳴っています。Musique Non Stopの808キックは「いま」の音に変わっています。そのままDJで使えますよ、鳴ってる音は全く同じなのにね。
正直なところ「そんなに変わんないだろう」なんて疑ってかかっていましたけど、いやはや音の違いに脱帽しました。いい音で聴ける事が喜ばしいもんです。
日本版はShop MECANOの中野店長のライナーが有ります。あと使用機材の一部リストも乗せているので、多少高くてもこっちを買う方がよろしいかと。シンクラビアも使ってたんだってー
とりあえず日本版はバラで全部揃えるとして、ドイツ語版の”Der Katalog”が欲しいところ。あとTECHNO POPはアナログでも買おう。
書きながら気がついたんですが、Tour De FranceはCCCDでしか持っていないのでこっちを先に買っておくべきだった。悪しき歴史CCCD